サイクリングには、自転車本体以外にも必要なものや、持っておくと便利なものがたくさんあります。このページでは、サイクリング初心者の方やこれからサイクリングを始める方に向けて、便利なアイテムの数々をご紹介します。
アクセサリー
フロントライト
自転車は夜間走行する際にライトを点灯することが法律で義務付けられています。街灯が多い市街地を走るのであれば100~200ルーメン、街灯が少ない場所を走るのであれば400ルーメン以上、真っ暗な場所を走る場合は800ルーメン以上の明るさが必要だとされています。
リアライト
夜間走行で後方に自分の存在をアピールして安全を確保するためには、セーフティライトが必要です。トンネルなどを走る予定がある場合は、センサーによって自動で点灯する機能の付いたモデルがおすすめです。
ベル
ライト同様、自転車には警音器を取り付けなければならないということが法律で義務付けられています。小さく目立たないものや車体に溶け込むようなデザインのベルもありますので、お気に入りの商品を探してみましょう。
ロック
スポーツバイクはその軽量さゆえに盗難のリスクが非常に高いです。ほんの少しの駐輪でも、ロックを欠かさないようにしましょう。ロックにも様々な種類がありますが、ラックごと固定できて頑丈なチェーンタイプがおすすめです。
サイクルウェア
ヘルメット
速く走ることがないとしても、身を守るためにヘルメットは着用することを強くお勧めします。普段使い可能なデザインのものから、空力を考慮されたものまで多種多様です。
アイウェア
アイウェアとは、スポーツ競技中に視界を確保するために設計されたサングラスのことです。サイクリングは高速走行によって目を危険にさらすことになるため、紫外線のみならず、空気中のちりや風雨、飛び石からも目を保護する役目があります。紫外線の強さで濃度が変化する調光レンズがおすすめです。
ジャージ
伸縮性のある生地と体に密着する構造で風によるバタつきなどの空気抵抗を抑えるウェアです。吸水速乾性の素材や背面のポケットなど、自転車に乗ることに特化した設計のものが多いです。
インナーウェア
サイクルジャージやその他スポーツウェアの下に着ることで、汗を効率的に乾燥させ、汗冷えや不快感を防いでくれます。
レーサーパンツ / ビブショーツ
ジャージ同様、空気抵抗を軽減してくれるほか、着圧によって筋肉の動きを効率化したり、お尻のパッドが振動による痛みを軽減するなどの効果があります。
グローブ
雨天時や汗をかいた際、手元は非常に滑りやすくなります。 グローブを装着することによってグリップ力を向上できるほか、前傾姿勢で体重のかかる手元の疲労を軽減してくれます。 夏場は指切りタイプのものを、冬場は冷えを防止するためにフルフィンガーのものを使用すると良いでしょう。
ソックス
ソックスにもサイクリング用のものがあります。 通気性のよい素材でシューズ内の蒸れを防止し、足にフィットする構造でペダリング効率をアップさせることができます。
シューズ
基本的には一般的な運動靴で問題ありませんが、さらなるペダリング効率や高速巡航を目指す方には、「フラットペダル専用シューズ」や足とペダルを固定することができる「ビンディングシューズ」がおすすめです。ビンディングシューズを使い始めるときは、着脱がスムーズに行えるようになるまで練習をするようにしましょう。
バックパック
背中は運動中の排熱において大きな役割を持っています。一般的なバックパックはその妨げとなってしまうことが多いですが、サイクリングのバックパックは通気性や軽量性を重視した設計になっているので、荷物が多くなってしまっても快適なライドをすることができます。
季節・天候別ウェア
ウィンドブレーカー
着脱で体温の調整が可能になるため、季節の変わり目に活躍します。折りたたんで手のひらサイズにできるポケッタブルのものを携帯するのがおすすめです。
ネックウォーマー
冬場の防寒具としてはもちろん、花粉やチリから口を防御するフェイスマスクとしても。発想次第でオールシーズン様々な用途で役に立つことでしょう。
アーム / レッグウォーマー
肌寒い時期に半袖ウェアと併用することで体温調節が可能です。素材によってはUVカット効果も期待できます。
レインウェア
急な雨に備えてポケッタブルタイプのものを携帯しておくと安心です。サイクリング専用のレインウェアは一般的な雨具と比べて軽量かつ蒸れないように作られています。
補給食
ボトル・ドリンク
どのような季節・場所であろうと水分補給は欠かさないようにしましょう。走りながらでもサッと飲めるレースボトルに入れるのがおすすめです。ミネラルを補給する手段もお忘れなく。
補給食
サイクリングは想像以上にカロリーを消費するスポーツです。エネルギーが尽きて行動不能になる「ハンガーノック」を防ぐためにも、補給食は携行しましょう。専用に作られたものもありますが、コンビニでも買える羊羹やチョコレート類もおすすめです。
トラブルへの備え
自転車保険
自転車で走行中の事故によって自分が怪我をしてしまったり、他人に怪我をさせてしまうなどのリスクに備えるための保険です。 走行不可能になった際のロードサービスなどが含まれているものもありますので、自分に合った保険を探しましょう。
タイヤレバー
パンク修理の際、タイヤをリムから持ち上げて取り外すための道具です。1本で取り外すことは難しいため、3本ほど持っておきましょう。
修理パッチ
ゴムのりを使用するパッチが安心ですが、単体でシールのように貼って機能する応急パッチであれば軽量かつコンパクトに持ち運ぶことができます。
チューブ
パッチではカバーすることができないような穴が開いてしまった場合や、時間がないときにはチューブごと交換する必要があります。自分の自転車に合ったチューブを1本持ち運んでおくと安心です。
ミニポンプ
修理し終わったチューブに空気を入れるために必要です。複数のバルブに対応している携帯ポンプもありますので、グループライドの際はだれか一人が持っておくといいでしょう。
携帯工具
スポーツバイクに必要な最低限の工具が一体化したツールです。 パーツのゆるみを直したり、サドルやコンポーネント、ブレーキの調整をすることができるため、持ち運ぶことをおすすめします。
輪行袋
家から遠く離れた場所で走行不可能になってしまった場合、自転車を何らかの方法で持ち帰る必要があります。公共交通機関に乗せて帰るのであれば、自転車をしまうための輪行袋を用意しておくとよいでしょう。
取材協力:自転車のきゅうべえ